道具に関する用語
あ行
か行
- 懐紙 懐紙とは、紙の一種のことで、36.5mm×48.5mmの全懐紙と24.5mm×36.5mmの半懐紙の二種類がある。
- 画仙紙 画仙紙とは、書画に用いる大型の紙のこと。大きさによって大画仙、中画仙、小画仙に分けられ、厚さに
- 唐紙 唐紙とは、模様が施された紙や襖に用いる装飾された紙のこと。もともとは料紙の一種で手紙や詩歌を書く
- 雲紙 雲紙とは、料紙の一種で、紙の繊維を藍または紫に染めて雲のような模様になるように漉いたもの。紙の
- 兼毛筆 兼毛筆とは、硬い毛と柔らかい毛の両方を用いて作られた筆のこと。剛毛筆の力強さや弾力と、柔毛筆のま
- 剛毛筆 剛毛筆とは、硬い動物の毛を用いて作られた筆のこと。最も用いられているのはウマの毛で、弾力がある半
さ行
- 捌き筆 捌き筆とは、新品の状態で毛先を糊で固めていない筆のこと。捌き筆は購入時に毛の種類や表面だけでなく中
- 柔毛筆 柔毛筆とは、柔らかい動物の毛を用いて作られた筆のこと。最も用いられているのは羊毛筆というヤギの毛を
- 宿墨 宿墨とは、固形状の墨を磨って液体状にしてから時間が経過したことによって、品質的に劣化した墨を指す。
- 松煙墨 松煙墨とは、松の木を燃やしてできた煤で作った墨のこと。煤の粒子の大きさが不揃いであるため複雑で深
- 条幅 条幅とは、書画用の紙の一種。縦136cm横34.5cmの縦長で大型の紙のこと。全紙という大型の画仙紙の横の長さ
- 墨流し 墨流しとは、料紙の一種で、水面に墨を散らし、水面を動かすことによって作った紋様を紙に写し取ったもの。
- 全紙 全紙とは、用紙の規格における最大サイズを指す言葉。和紙では、漉いたまま裁断していない大きさの和紙のこと
た行
- 淡墨 淡墨とは、薄く磨った墨のこと。書道だけでなく、水墨画を書く際にも使われる。淡墨に対して、濃く磨った墨のこと
- 唐硯 唐硯とは、中国で作られた硯のこと。産地や材質、硯の形などにより多くの種類がある。唐硯の中でも特に端渓硯(
- 唐墨 唐墨とは、中国の製法で作られた固形墨のこと。唐墨は和墨に比べて膠の比率が高くて硬いため、なかなか黒くならず
は行
- 半紙 半紙とは、書画用の紙の一種で、24.3×33.3で、B5サイズの紙とほぼ同じ大きさをしている紙。半紙にはパルプを
- 半切 半切とは、書画用の紙の一種で、136cm×34.5cmの縦長で大型の紙のこと。全紙という大型の画仙紙の縦の長さが
- 文房四宝 文房四宝とは、書において欠かすことのできない四つの道具のこと。筆、墨、硯、紙の四つを指す。文房とは中国語で
- 鋒鋩 鋒鋩とは、硯の表面にある目には見えないほどの大きさの凹凸のこと。墨を磨る際にやすりの役割を果たす。もともと
- 墨汁 墨汁とは、固形状の墨を硯で磨ることで液体状になった墨のこと。あるいは液体の状態で市販されている墨のこと。ここ
- 反古紙 反古紙とは、字を書いた際に書き損じて不要となった紙。書道では清書に向けた練習をする際に大量の紙を使うため、
- 本画仙 本画仙とは、中国で作られて日本に輸入された画仙紙のこと。本画仙に対して日本で作られた画仙紙を和画仙という。本
や行
- 油煙墨 油煙墨とは、植物の油を燃やしたときに取れた煤を用いて作った墨のこと。原料となる植物は胡麻、椿、桐などがあり、原料
- 洋煙墨 洋煙墨とは、鉱物を燃やした時に取れた煤を用いて作った墨のこと。改良性煤煙墨ともいう。主にカーボンブラックや