はじめに

目次

書道で大切なこと

 「書道」という言葉を知っていますか?おそらく、ほとんどの方はご存知のことだと思います。書道と同じような言葉に「習字」という言葉がありますが、「書道」と「習字」の違いについて説明することはできますか?

 書道や習字という言葉を聞くとどうしても「字が上手でなければならない」と考えがちだと思いますが、これは大きな間違いです。確かに習字では字の上手い下手が重視されます。小中学校の書写の授業でも、綺麗な字を書くことが求められたはずです。しかし、書道ではお手本通りに整った字を書くことはほんの一部分にすぎません。書道では字の巧拙はあまり重視されず、いかに自分らしさを字に出すのかが大事なのです。

手書きの文字が持つ良さ

 昨今は、インターネットやスマートホンの普及により手書きの文字を書く機会はめっきり減りました。このご時世に書道を学んで何の意味があるの?と思っている方もいるかもしれません。確かに、パソコンやスマホではキーボードを打つだけで誰でも簡単に文字を画面に出力することができます。

 ですが、手書きの字には活字やワープロで書いた字には見られない「味」があり、その字を書いたの人の個性、自分らしさが表れます。その「味」や「個性」に重点を置いて書くことが書道であり、書道の大きな魅力です。

 「自分らしさ」や「個性」を求める書道は、学問というよりは、むしろアート(芸術分野)です。だからといって構える必要はありません。意外と書道の世界は自由です。堅苦しい形式や決まりを打ち壊すことが常に求められています。

筆文字
筆文字の"味"

目的

 このホームページは、習字や書道に興味があるものの、今一歩踏み出すことができない方に書道の魅力を伝えるために作られました。もちろん書道教室のお稽古や学校の書写の授業では物足りないという方のために、よりマニアックな情報も揃えています。

 自分の思うままに筆を取り、心のゆくままに作品を書き上げましょう!このホームページを通して、少しでも多くの方が書道に興味を持ってくだされば嬉しく思います。