子供が書道を習う場合
子供に書道は習わせるべきか
習字(書道)は、子供の習い事の中で最も人気がある習い事です。そこで、子供と習字に関するよくある疑問や悩みをまとめてみました。
習字を始めるタイミングについて
おそらく最も悩むところが習字を始める時期についてだと思います。一番良いタイミングというものはありませんが、強いて挙げるならひらがなが読めるようになってから始めるのがちょうどいいと思います。まだ字が読めない頃から筆を持たせてもあまり意味がありません。ひらがなの勉強と習字を並行して行うと文字と筆の使い方の両方が学べます。
このことから、タイミングとしては幼稚園の年長~小学校一年生くらいの時期をおすすめします。習字は一生役に立つ能力です。始めるのに早すぎることはあれど遅すぎることはありません。子供がやってみたいと言い出したら、時期に関わらずやらせてみた方がいいかもしれません。
書道道具について
学校の授業で習字をするには書道道具が必要になります。学校でメーカーを指定されていない時、どのくらいの値段の物を買えばいいのか分かりませんよね。
授業で使うだけなら道具が一通り揃っている習字セットの購入をおすすめします。筆、硯、墨、文鎮、下敷き、筆巻きが入っているものであれば何でも構いません。道具を入れるカバンのデザインはシンプルなものの方が良いでしょう。(キャラクターものは大きくなってから恥ずかしくなるかもしれません)値段は1500円~3000円程度のものが相場であるようです。あまり安価なものだと品質に物足りなくなるかもしれないのでその時は買い足しましょう。習字教室で使う場合も学校で使っているものと同じで構いません。使用頻度が高くなるならより高値で丈夫なものを選んであげましょう。
やる気の問題
習字は始めてすぐに上達するものではありません。なかなか成果が目に見えず、やる気がなくなってしまう子供もいます。そもそも習字を習うことに乗り気ではない子もいるかもしれません。最も大事なのは子供のやる気です。親のやる気だけで嫌々やらせていては元も子もありません。こういうメリットがあるからと子供に伝えるのはとても難しいことだと思います。どうしてもやる気が起きないようならば無理に学ばせる必要はありませんし、すでに学んでいる場合には思い切ってやめるという選択肢もあります。
逆に子供はやる気満々である一方でご両親が習字をやめさせようか悩んでいる場合もあるでしょう。なるべく子供のやる気に合わせて学ばせてあげるのが一番ですが、子供がただ遊びに行くつもりで習字を学びたいようであるなら習う意味はありません。一度子供と話し合って何のために習字を習うのか確認するべきです。
やめるか・やめないかで悩んだときは
やめる、やめないで悩んだときは、子供との間に具体的な期限を作ってみてはどうですか。例えば毛筆で三級を取るまでは続ける、小学校を卒業したら辞める、といったように子供と約束をします。約束の期限になってみたら嫌ではなくなっている場合もあり得ますし、上達して習字を続けることの意義が見出せている場合もあります。
つまずいてしまったら、しっかりと子供と話し合ってみましょう。何を目標にしているのか、習字をしていて楽しいのかなど、そこから解決の糸口が見つかるかもしれません。
コンクールについて
習字教室や学校では書いた作品をコンクールに出品していることがあります。その時に子供が入選や入賞をしたら、素直に褒めて一緒に喜びましょう。優秀賞でなくても、学校の代表として選ばれたことはとても名誉なことです。(子供の賞がどれだけすごいかは賞状やトロフィーの大きさや派手さで凡そ判断が付きます)なにより子供の自信とやる気に繋がるのでとにかく褒めてあげましょう。
いくらか不安や疑問を解消することはできたでしょうか。書道を学ばせようか悩んでいる方はこれを機に子供と十分に話し合って、お稽古を始めてみませんか?
おすすめ記事 | |
---|---|
タグ |