「にんべん」を楷書と行書で書くときのコツ
「へん」にあたる「にんべん」をバランス良く書くためのコツ・ポイントを学びましょう!1回目は「体」「仁」「仏」「仲」「使」です。
キレイな「にんべん」の書き方~楷書偏~
ポイントは以下の画像です。
楷書のにんべん解説画像
楷書で「にんべん」を書くときのポイント
「にんべん」は2画という少ない画数で構成されています。そのために、少しでも線にぶれがあると目立ってしまいます。
1画目の書き始めは力を充分に入れて書き、「はらい」部分に近づくにつれて少しずつ力を抜きます。
2画目の縦線は人差し指のスナップを効かせて真っすぐに書くことがポイントです。
キレイな「にんべん」の書き方~行書偏~
ポイントは以下の画像です。
行書のにんべんの解説画像
行書で「にんべん」を書くときのポイント
1画目と2画目の繋がりを意識して書くことにより、行書の特徴である「点画の連続」を強調することができます。
今回は連綿で書く技法をご紹介しましたが、1画目と2画目を離して書く方法もございます。その際は2画目の書き始め部分を少し離して書き始めることで美しい余白が取れます。
偏と旁のある文字を美しく見せるためには、文字の中心に軸を定める必要があります。そのためには、文字の外側の線を長くすることがポイントであり、今回は「にんべん」であったので、1画目の最終部分(2画目に連綿する箇所)を左側に張り出す工夫をしました。
「にんべん」の漢字を書くときのポイント
「にんべん」は人に関連した漢字で使われていることが多いです。
ここでは「仁」「仏」「体」「仲」「使」を楷書と行書で書いたお手本をご紹介します!
「仁」「仏」など「つくり」の画数が少ない漢字は「へん」の方を大きく書き、「体」「仲」「使」など「つくり」の画数が多くも少なくもない(4~7画くらいまで)漢字は「へん」と「つくり」の大きさを同じくらいに揃えるとバランス良く仕上がります。
こちらのお手本をぜひ参考にし、あなたも美しい文字を書いてみてはいかがですか?
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