折れ・はねの書き方
概要
折れやはねも、文字を書く上で欠かすことができないパーツです。組み合わせによってバリエーションのあるパーツですが、書き方はさほど難しくありません。ここでは基本的な折れとはねの書き方を紹介します。様々な折れやはねを書いて練習しましょう。
折れ(転折)の書き方
転折(折れ)とは横画から縦画に、あるいは縦画から横画へと曲がることです。漢字では「見」という字や「直」という字などに見られます。
転折は横線と縦線の重なりです。流れで書くというよりは、むしろ折れの部分で一度筆を上げてから新たに筆を下ろすつもりで書きましょう。
横画から縦画への転折の書き方
転折(折れ)
- 横画を書く
- 筆を持つ力を弱め、折れる部分で軽く筆を上げつつ穂先を上へごく僅かにずらす
(筆は紙から離さない) - 縦画を書くときのように筆を下ろす
- 縦画を書く
ポイントは、横画の収筆部分になる点が同時に縦画の始筆の点となるように意識することです。縦から横への折れも書き方は同じです。他にも横線からの左払いや縦線からのハネなどの転折にも応用できます。一画目と二画目がそれぞれ独立しているかのように書きましょう。
転折には、「日」や「国」のように直覚的に折れるものから「口」や「田」のように横長い形の折れ、さらに「ス」や「レ」のように鋭く折れるものまであります。形は違いますがどれも転折であり、書き方の基本は同じです。
はねの書き方
はねは収筆部分がないので二折法です。はねだからといって、名前の通りに飛び跳ねるように書くわけではありません。起筆で筆を入れてから送筆の部分でいったん筆を止め、はねる方向へ筆を押し上げるようにします。勢いよく跳ねるのではなく、ゆっくりとはねましょう。