習字・書道を習うには

目次
書道教室の様子

習字・書道を習う方法

 書道や習字を本格的に習いたいと考えている方、学びたいけれどどんな方法があるのか分からないという方にいくつか書道を学ぶ方法を紹介します。自分の生活スタイルに合った方法を見つけてください。

習字・書道教室で学ぶ オススメ度★★★★★

 最も手っ取り早い方法は書道教室に通うことです。大体は週に一回か二回、決まった時間に教室へ出向いてお稽古をします。先生から直接指導を受けるので上達しやすいです。小中学生といった子供だけでなく、大人にもおすすめの方法です。

 書道教室は当然お月謝がかかります。地域によりますが、子供向けの教室だと月3000円~4000円が相場です。大人向けの教室だと5000円~10000円とやや高くなります。加えて筆や半紙といった書道道具を揃える必要があります。とはいえ、他の習い事に比べるとかなりお手頃な値段だとは思います。

通信講座で学ぶ オススメ度★★★★☆

 仕事が忙しくて外出する時間がない、子育て中で家を留守にできないなどの理由で書道教室に通うことが難しい方は、通信講座を利用しましょう。通信講座は自分の好きな時間に、好きな場所で習字を学ぶことができます。ほとんどの通信講座では書いた作品を送り、担当の指導員に添削してもらうという流れです。

 通信講座のデメリットは、指導員と直接話すことができないことです。書道を長く続けるほど、指導員からのコメントだけではどうしても分からないことや納得できないことが出てくると思います。通信講座では指導員とのやりとりはメールや手紙なのですぐに質問を解決することができません。さらに、作品を書いてから先生の評価が送られてくるまで時間がかかるので、フィードバックが遅くなってしまいます。受講料も書道教室に比べると少しお高めです。

 いくつかデメリットはあるものの、空いている時間に学ぶことができるという点で、時間が限られている方におすすめの方法です。

学校で専門的に学ぶ オススメ度★★★☆☆

 日本の大学の中には、書道を専門的に研究する学科やコースを設けているところがあります。専門の学科でなくても、文学部や教育学部の国文学科や日本文学科のような学部学科では書道の授業が開講されているところもあります。

 大学では書を書くだけでなく、書道の歴史や書道教育の変遷といった書道に関係する事柄を研究することができます。どちらかというと書道家を目指している方よりも、書道に強い関心があって書道の研究をしたいという方向けです。大学によって学べる範囲や専門分野が異なるので、興味を持っている方は詳しく調べてみてください。

 ただ字が上手になりたいだけという方は選ばない方がいいでしょう。

独学で学ぶ オススメ度★★☆☆☆

 インターネットが発達した現代では綺麗な字の書き方を解説しているサイトもありますので、習字でしたら独学でもある程度は学ぶことができます。ですが、フィードバックが無い、或いは時間がかかるといったデメリットがあります。

 書道を一から独学で学ぼうとするとかなり厳しい道のりになります。習字と同じように解説しているサイトや書き方を紹介する動画はありますし、書店で売っている参考書や指南書といった書籍を利用することもできますが、それでもかなり難しいです。ある程度書道や習字の経験を重ねて、独自の書道をしたいと考えるようになってからにしましょう。

オススメ度は筆者の個人的な感想によるものです。
当サイトでは基礎的な書き方以外にも正しい姿勢や筆の持ち方の他、多彩な書道道具の紹介や歴史の解説などもしています。