「迎春」を美しく書くコツ
各文字(迎・春)を美しく書くコツ
今回は書初めにおすすめの言葉について解説させていただきます。
今回は「迎春」(げいしゅん)です。
楷書では、一画一画を丁寧に書いていきましょう。
「迎」を楷書で書くときのコツ
1、2画目をやや上に配置して、3、4画目をやや下に配置して3、4画目の上に余白を作りましょう。
しんにょうの2画目の書き始め(斜め右上がり)と最後の(斜め右下がり)部分の角度がなるべく平行になるように書くとバランスがよく見えます。
はらいを長く書くことにより、文字が安定しますので、全ての画を包み込むように長く書きましょう。
しんにょうの3画目のはらいは三折法で書きましょう。
ふつうのはらいと違い、角度を変えながら書き進め最後にはらうイメージです。
また、最後は右下に向かってから、やや右上に向かってはらうのもポイントです。
しんにょうが部首の漢字は部首と旁が離れるとバランスが悪くなるので、離れすぎないようにしましょう。
「春」を楷書で書くときのコツ
縦線と横線が多い文字のため、縦線と横線の強弱を付けることにより、立体感を見出すことができます。
1画目、2画目と3画目の細さは同じくらいになりますが、1画目をやや右上がりに、2画目を直線気味に、3画目は長く、そしてくびれを作るとスタイリッシュな印象になります。
外寄りに払うことにより、文字に躍動感ができ、横に広い印象になります。
また、長さは4画目の方が長く、5画目の方が短くなるようにしましょう。
角度は、どちらも45度を意識します。
日は、縦線を少し下にはみ出させると、バランスが良くなります。
また、日の3画目の横線は1.2画目の縦線の中間地点から書く(上下の余白の大きさを同じくする)のもポイントです。
各文字のポイントを押さえて綺麗な「迎春」を書けるように練習してみましょう!
行書のお手本
行書は流れるように書くことで文字が躍動的に見えます。常に次の画のことを考えて書くことにより、一文字の中の繋がりがあるように見えます。
どの文字も点画を連続させすぎると余白が狭く見えてしまうため、一部だけ点画を連続させて書きました。軽やかに手の力を抜いて書きましょう。春は画数が多いため、繋げすげないようにしましょう。
草書のお手本
草書は余白を充分にとることにより、安定した印象になります。
作品構成をゆとりがあるように見せるためには、草書を使用することをおすすめします。日本では、掛け軸で使用されていることが多いです。
画数が少ない文字だから、迎は余白が取りやすいですね。春は、直線にしすぎずに、できるだけ曲線を取り入れましょう。
隷書のお手本
隷書の特徴は水平に書くこと、一定の速さで書き進め、線の強弱をなくすことです。文字の中に「波磔」があることも特徴です。
本格的な書表現に挑戦してみたい方には、隷書がおすすめです。中華料理店の看板でよく見られる書体ですね。
迎は全ての縦線を短くすることが、ポイントです。春は、横線が3本並ぶため、横線が長くなるようにしましょう。
篆書のお手本
篆書は完成が縦長の字形が非常に多く、線の太さも基本的には均一にします。鋭い印象の書体です。
文字の背が高くてすっきりとした印象にみせたいときにおすすめの書体です。
身近なものですと、パスポートの日本国、という文字が篆書です。
春は、右サイド、あるいは両サイドの縦線を長くします。迎についてのポイントは、数少ない2画目の縦線を長くすることです。
書道アート風に書いた作品
書道アートの分野においては、「古典書道」の概念から一度離れることが大切です。
始筆や終筆、そして運筆の方法は、書道アートのときには従来の本格中国書法の書き方とは大きく異なります。書道初心者の方が筆文字に触れて、その成果を少しでも早く作品にして公表したい、というときにおすすめの表現方法です。
私は、彩墨を使用して書かせていただきました。濃淡をつけて、表現の変化を見出したのがポイントになります。
いかがでしたでしょうか。同じ書道の文字でも、書体が変われば文字の雰囲気も多いに変わります。皆様も、是非、様々な書体で書道を楽しんでみてくださいね。
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