折法(せっぽう)とは、点画を書く際に生まれるリズムのこと。書くという行為には筆が紙に触れてから、紙と筆に摩擦や抵抗といった様々な力が加えられ、筆が紙から離れるという一連の流れが必ず含まれており、その流れはリズムを伴う。
書く過程の中で起筆、送筆、収筆の三つのリズムが全て揃っているものを三折法、起筆と送筆、あるいは送筆と収筆というように二つが揃っているものを二折法、収筆を迎えるまでに起筆と送筆を何度も繰り返すものを多折法という。