てんかく 点画

 点画てんかくとは、漢字を構成する点と画の総称のこと。筆を紙に下ろしてから書き始め、紙から離すことで書かれた線や点のことを指す。筆画ひっかくともいう。

 日本語の基本的な点画には、点、横画、縦画、曲がり、折れ、左払い、右払い、そりの八種類がある。中国ではここにかぎとはねを加え、曲がりとそりを二種類のそりと考えることで合計十種類の点画としている。ほとんどの漢字は複数の点画を組み合わせて構成されている。点画の画を画数といい、点画を並べていく順番を筆順という。一画の中に複数の点画が組み合わされているものもある。

 書道では点画によって書き方や使う技法が異なってくる。そのため、どの漢字にどんな点画が使われているかを理解し、漢字から点画だけを抽出して書く練習が重要になる。