書道テクニック集

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 ここでは書道をする際のちょっとしたテクニックを紹介します。こちらのテクニックを使わなくても十分に綺麗な字を書くことはできますが、字の雰囲気を変えたい、難しい書体の字を書きたいという方はぜひ学んでおくべき技法です。有名な書家たちも様々なテクニックを場に応じて使い分けていました。書道にある程度慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。

  • 筆は立てるか否か —直筆と側筆—

    基本的な書き方で紹介してきた執筆法は、あくまで基本にすぎません。まだ他にもさまざまな用法があります。必須ではありませんが、身に着けておくとより表現豊かな書を書くことができます。おそらくほとんどの方が、筆で字を書く時は筆を垂直に立てて書きなさいと教わったことだと思います。「筆に慣れよう」の記事でも筆は垂直に

  • 引く筆と押す筆 —順筆と逆筆—

    何事も最初が大事とよく言われますが、書道も同じです。書道における最初は書き始めである起筆です。この起筆を変化させることで字全体を味わい深いものに変化させることができます。ここでは順筆と逆筆というテクニックを紹介します。順筆じゅんぴつとは筆の軸が先に動き、毛が軸に追従するように筆を動かすことです。筆で線

  • 筆先の形に注意する —露鋒と蔵鋒—

    まだまだ書道の技法には色々なものがあります。「露鋒(ろほう)」と「蔵鋒(ぞうほう)」という技法もその一つです。おそらく小中学校の書写の時間ではほとんど聞くことはない用語だと思われます。ここでは、そんな露鋒と蔵鋒というテクニックについて紹介します。露鋒ろほうと 蔵鋒ぞうほうは、簡単にいうと下記のような書き方を指します