渇筆(かっぴつ)とは、筆に含まれている墨を少なくしてかすれるように書くこと。墨継ぎをせず、筆に含まれる墨が少なくなってくると毛のまとまりが悪くなり、筆が割れやすくなることで渇筆になる。⇔潤筆
書道では作品効果の一種であり、作品の印象を左右する。渇筆には偶然生まれたものと意図的に作られたものがあり、後者の場合はどの部分をどの程度かすれさせるのかを計算する必要がある。