かいしょ 楷書

 楷書かいしょとは、漢字の書体の一つで、5つの書体の中で最後に誕生した書体だと考えられているもの。漢字の一画一画続けて書かずに、筆を紙から離して書く。隷書から生じた書体で、隋、唐の時代(7世紀頃)に標準の書体となった。

 楷書で書かれた作品として有名なものに欧陽詢の「九成宮醴泉銘」がある。