背臨(はいりん)とは、臨書の一種で、何度も臨書を重ねて十分にお手本を記憶できたところで、手本を見ないで記憶を頼りに臨書をすること。背臨で身に着けた作者の書風を自分自身のものとし、他の作品にも応用していく。見ないで書くという意味から暗書ともいう。
手本を見ないという点で厳密には臨書ではないように見えるが、手本を伏せる前にお手本を観察する力をつけるために行われる。