からかみ/とうし 唐紙

「からかみ」と読む場合

 唐紙からかみとは、模様が施された紙や襖に用いる装飾された紙のこと。もともとは料紙の一種で手紙や詩歌を書くのに使われていたが、室町時代頃から障子や襖といった屋内の装飾に使われるようになっていった。

「とうし」と読む場合

 唐紙とうしとは、中国で作られた紙の総称のこと。原料は主に竹や稲などだが、近世以降は竹が使用されているか否かではなく、輸入された紙に対して「唐紙」という言葉を使うようになったと考えられている。墨の吸収がよく、書道に適していたため古来書画で多く用いられていた。

 中国の竹を使用した紙は性質によって一番唐紙、二番唐紙、白唐紙の三種類に分けられる。この呼び名は日本独自のものであり、中国本土ではそれぞれ別の呼び名で呼ばれている。