5つの書体について

概要

 文字は誕生した時から現在と全く同じ形をしていたわけではないのをご存知ですか。筆と墨を使って文字を書くようになったのは約2000年前からであると考えられており、それから時代の変遷と共に変化していきました。書道では、現在よく使われている楷書以外の4つ書体を書くことがあります。それぞれの名前と習うべき順番について紹介します。

5つの書体

書体について

 毛筆の漢字は大きく分けて篆書、隷書、草書、行書、楷書の5つの書体に分けることができます。この中で最も古い書体が篆書(てんしょ)です。その次に生まれたのが篆書を省略した形の隷書(れいしょ)です。この隷書から草書行書、最後に楷書(かいしょ)が生まれました。

5つの書体の違い
楷書 行書 草書 隷書 篆書
仮(イメージ)

どの書体から学べばいいの?

 学ぶ順番としては、楷書→行書→草書の順番が最もおすすめです。この三つの書体は比較的形が近いので、楷書で学んだことを行書草書でも応用することができます。(ちなみに、ひらがなは楷書でありながら草書の要素も持ち合わせています。意外にも初心者にとっては難しい書体なのです)

 一方で隷書と篆書は独特な字形を持っていて、書道の中でも上級者向けの書体です。書くにはそれぞれの書体の特徴をよく知る必要があります。