書き初めをしてみよう

目次

書き初めとは

 書き初めとは年が明けて新年の抱負や目標を毛筆で書く行事です。通常は1月2日に行われます。もともとは宮中で行われていた儀式でしたが、江戸時代以降に庶民にも広がったと考えられています。書き初めで書いたものは、1月15日(小正月)に正月飾りと共に燃やします。(左義長・どんど焼きなど)燃やした炎が高く上がると字が上達すると考えられていたようです。

 ちなみに、書き初めといえば大きな紙で書くのが一般的ですが、基本的に書き初めでは特に紙の大きさは決まっていません。半紙に書き初めをしても大丈夫です。

書き初めで使われる紙

 書き初めでよく見かける紙は、半切半紙三枚判八ツ切の3種類です。一緒におすすめの書初め用の筆の太さ(筆の軸の直径)で紹介します。

半切(条幅) 約34.5×136cm

 横も縦も半紙より長いかなり大きめのサイズの紙です。書き初めで最もよく使われる紙として知られています。書き初めの他にも漢文をかいたり臨書したりするのに使われます。とにかく大きいので慣れないうちは書くのが大変です。

おすすめの筆の太さ

軸の直径15~13mm

半紙三枚判 約24.3×100cm

 横の長さは半紙とほぼ同じで、縦の長さが半紙の約三倍の大きさの紙です。おそらく、小中学生の書き初めの宿題で最も多く使われている紙だと思います。

おすすめの筆の太さ

軸の直径14.5~11mm

八ツ切(小型条幅) 17×68cm

 横の長さは半紙のほぼ半分、縦の長さが半紙の約二倍と他の二種類に比べると細長い紙です。横幅が半紙よりも小さいので、そこまで大きめに書きません。イメージとしては、半紙に二行書くつもりで書きます。

おすすめの筆の太さ

軸の直径11~7.6mm(半紙で使用しているものと同じ)

※地方によって上記三種類の大きさ以外の紙が使われることがあります。学校の宿題で提出する際はサイズの間違いに注意してください。

 また、おすすめの筆は軸が木でできた書き初め用の筆です。半紙に書く時によく使われる軸が竹でできた筆とは大きさの規格(号数)が異なるので注意してください

書き初めを書くときのポイント

 書き初めは、半紙よりも紙が大きいので慣れないうちは書きづらいと思います。いきなり清書をしようとすると失敗してしまうので、まずは半紙で書き順を確認しましょう。特に、学校で貰った紙があまりに少ない場合は入念に練習しましょう。お手本は実寸大の物を用意してください。

 半紙での練習が終わったら、いよいよ大きい紙に書くことになりますが、書く場所は机の上よりも床の上の方がおすすめです。紙をずらしながら書けば机でも書けますが、全体が見えないうえに最後の字を書いたときに最初の字で床を汚してしまった!なんてこともあり得ます。そうならないためには、床に新聞紙を広げてその上で書いた方が安全です。床で書くことのメリットはそれだけではありません。書き初めは文字の配分やバランスがとても難しいです。紙全体を見てバランスを考えながら書くことが大事です。床で書くことで紙全体を俯瞰しながら書くことができます。慣れるまでは大変ですが、ぜひ床で書いてみましょう。