硬筆の正しい姿勢と持ち方

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硬筆で書く時の正しい姿勢

 普段鉛筆やペンで書類やノートに記入するとき、ちゃんと正しい姿勢をしていますか?硬筆を始める前に、まずは正しい姿勢と持ち方を学んでおきましょう。硬筆の正しい姿勢は毛筆で書道をするときとほぼ同じです。

横から見た写真
  1. 机に対して正面になるように座る
  2. お腹と机の間、背中と背もたれの間に拳1つ分のスペースを空ける
  3. 背中を伸ばして肩の力を抜く
  4. 床に両足をしっかりくっつける
  5. 両腕はハの字になるように机の上に置く
  6. 手首を机の上に固定させる
  7. 頭は少しだけ傾ける
正しい姿勢を保つポイント
  • 机の高さはおへその位置か少し低めが良い
  • 肩とペン先を結ぶ線が机と直角になるように手を置く
  • 肘は上げないが、机に付くと体が傾くため付かない程度に下げる
  • 目は手元から30cm程距離を取って紙全体を見る

硬筆の持ち方

 硬筆の持ち方は毛筆の持ち方(単鉤法)に似ています。正しい持ち方ができないと、指・手首・腕に余分な力が入ってしまい、字がうまく書けないだけでなく疲れやすくなってしまい集中力が持続しなくなります。

  1. 先端から3cm程の場所を親指と人差し指の腹で挟むように持つ
  2. 中指で下から硬筆を支える
  3. 薬指、小指を中指に添える
鉛筆を持つ手の画像
軸を支える三本の指の様子
指の名前 指の形とペンを支えるポイント
親指 軽く曲げて、腹でペンを支える
人差し指 親指よりもペン先の近くに置き、軽く曲げてペン軸の上から添える
中指 爪の付け根の横でペンを支える
硬筆を正しく持つポイント
  • 力を入れすぎず、柔らかく持つ
  • 下から見たときに親指、人差し指、中指の三点で硬筆を囲む(▽)ように持つ
  • 手の中に大きな空間(卵一個分ほど)をつくる
  • 手首の付け根を机に固定し、小指の第二関節付近が紙に軽く触れるように置く
  • 人差し指の第二、第三関節の側面でペン軸を支えるように持つ
  • 寝かせすぎないように持つ※

※筆記具によって書きやすい角度は異なる
 鉛筆…50~60度、ボールペン…60~90度、
 万年筆…55~60度(書きたい字の太さに合わせて変える)

 硬筆の持ち方は一度でも癖がついてしまうと直すのはなかなか難しいです。一番いいのは幼いころから正しい持ち方を身に着けることです。小さいうちから硬筆の持ち方は早めに練習させるようにしましょう。

 上手な字が書けなくて悩んでいる方は、今一度自分の姿勢や持ち方を確認してみてはいかがですか。正しい姿勢も意外と侮れません。少し姿勢を正すだけで字が劇的に変わるということも十分あり得ます。