身の回りの確認をしよう

目次

書き始める前に

 道具を一式揃え、姿勢の知識も身に着け、筆や紙の準備も万端となり、さあ書こう!と思っている方はちょっと待ってください。その前に本当に書き始めてもいいのか今一度身の回りを確認しましょう。

チェックポイント1:汚れてもいい服装か

 墨は一度ついたらなかなか洗い落とせません。お気に入りの服に墨がついて汚れてしまったら悲しいことこの上ありません。そうなる前に、あらかじめ汚れてもいい服を着て書道に臨みましょう。もしくは、墨で汚れても目立ちにくい黒や紺色の服を着るか、エプロンを装着しましょう。

 もし衣類に墨が付着してしまった場合は乾ききる前に速やかに対処しましょう。効果的な墨の落とし方もあるので参考にしてください。→墨が衣服に付いた時の落とし方

チェックポイント2:家具の汚れを防止

 墨がこぼれたり、飛び散ったりして家具や床を汚してしまうこともあるかもしれません。衣類同様、インテリアに付いた墨も落とすのは大変です。書道を始める前にあらかじめ周りに古新聞を2、3枚重ねたものや汚れてもいいテーブルクロスを敷いておくことをおすすめします。ただし、新聞紙を敷く場合は折り目の部分で紙が盛り上がり、書く際に筆がひっかかって作品を台無しにしてしまう恐れがあるので、平らになるようにしてください。

チェックポイント3:半紙ばさみを用意

 書き終わった半紙を置いておく場所を確保しましょう。乾ききっていない半紙をそのまま床に放置すれば墨が床に移って汚れてしまいます。かといって完成した紙を何枚も重ねて置いていくと、半紙同士がくっついてしまいます。新聞紙を大きく広げてその上に作品を並べるという手もありますが、使う場所が限られていたり窓際で紙が風に飛ばされてしまう恐れがあったりする場合は使えません。

 そこでおすすめなのが新聞紙で作った半紙ばさみです。半紙ばさみとは新聞紙をノート状に綴じたもので、作品を一枚一枚挟むことができます。そうすれば半紙同士がくっつくことなく乾かせる上に、書き終わった後もスムーズに次の紙に移ることができて便利です。半紙ばさみは新聞やチラシで簡単に作ることができます。

半紙ばさみの作り方(二つ分)
  1. 新聞紙を3~5枚ほど重ねる
  2. 新聞紙を真ん中で折って半分の大きさにする
  3. 折り曲げた一辺をホッチキスで留める
  4. もとの大きさの4分の1のサイズになるようハサミで裁断して完成

一つだけ作りたい場合は②でさらにもう一回折っておき、最後に折り曲げた部分をハサミで切れば作ることができます。