入賞を狙うには?

概要

 せっかく書展に応募するのなら賞が欲しい、と考えるのは誰しも同じだと思います。ですが、大規模な書展での入賞はとても険しい道です。ここでは、書展での入賞を狙うにはどのようなことをするべきかを紹介していきます。

書展で入賞を狙いたい方へ

 書展で入選、あるいは入賞以上を目指すのであれば、それ相応の練習や対策をしなければなりません。単に上手なだけでは入賞できません。基礎基本を踏まえた上で数多ある応募作品の中から審査員の目に留まるような作品を書かなければならないからです。

 書展での入賞を目指す方にいくつか書展の対策を提案します。(あくまで提案ですので、入賞を確実にするものではありません)

書道教室に通う

 少しでも入賞に近づくためには、入賞者を多く輩出している書道教室に入る他ありません。先生が特定の書道団体に所属しているならば、その流派や特徴などを詳しく学ぶことができます。また、先生が審査員の関係者であった場合は、審査員が何を以て審査をしているか、どこを重点的に見ているかなどの情報も得やすくなります。

 書展の内情をよく知っており、なおかつ書展に関与している先生に師事することが書展での入賞にもっとも近い道です。

公募展について知る

 「応募する書展を決めよう」の項目でも紹介したように、書道展にも様々な特色があり、書展によって求められる書風が違ってきます。その傾向に沿っていなければ、審査する前に落選…ということもあり得ます。流派に縛られることなく、自分の好きなように書いた作品で入賞を狙うのがベストだとは思いますが、そうは言っていられないのが書道界です。しかし、裏を返せば書道団体がどんな書を求めているのかが分かれば、団体の期待通りの作品を書くことで入選が近づきます。要望に応えるためにはやはり書展の特色や主催する団体の特徴について詳しく知らなければなりません。

 また、書展の傾向を知った上で自分が得意な分野で応募するという方法もあります。例えば、漢字が得意な方は唐様中心に活動している書道団体の書展に応募すれば、入選する確率は上がります。

 書道に限らず、大事なことは相手を知ることです。自分が得意な、または書きたい書風に合わせて書展を選ぶのか、それとも入賞を目指す書展に向けて書風を学ぶのか、とても悩ましいところです。

地方の展覧会に応募する

 書道家としてステータスを高めたい方には全国規模の書展での受賞歴が必須なので、何度も書展に挑戦する必要があります。ですが、そうでない方がいきなり挑むにはかなり敷居が高いですし、落選が続くと心が折れてしまいます。そんな方はまず比較的規模の小さい書展から挑戦してみてはどうでしょうか。都道府県の地方公共団体が主催する県展や、市展という書展もありますし、地方の書道団体が主催するものもあります。

 初めて応募する方やまだ書道団体に所属していない方は地方の展覧会から始めてみましょう。出品料も安く、比較的入選もしやすいはずです。そこでまずは自信を身につけましょう。

 以上三つの対策方法を提案しましたが、入選・入賞への道は長く険しいものです。高みを望むのであればそれ相応の覚悟が必要になるでしょう。