がせんし 画仙紙

 画仙紙がせんしとは、書画に用いる大型の紙のこと。大きさによって大画仙、中画仙、小画仙に分けられ、厚さによって単箋、二層と名前が変化する。日本では、中国で作られた画仙紙を本画仙と呼び、日本製のものは和画仙と呼ぶ。日本で作られたか中国で作られたかによって製造方法や紙の性質が違う。

 中国で最も良質な画仙紙は青檀という植物を用いて作られた宣紙という紙。日本で作られる画仙紙は和紙と同じ原料が使われている。