りょうし 料紙

 料紙りょうしとは、漉いた紙に何らかの加工や装飾を施したもの。⇔生紙

 一般的に料紙はものを書くための紙を示すが書道で使われる料紙は一般的にかな料紙と呼ばれ、かな書道向けに加工されている。かな料紙を使ってかな書道を書く場合は余白や料紙の文様も考慮して書くことが求められる。

 料紙には紙を漉く段階で加工するものと漉き上げた紙に加工するものの二種類がある。料紙の加工方法には、染紙、砂子振、金箔振、ぼかし染め、継紙などがある。かな料紙のサイズは画仙紙とは異なる規格を持っており、全懐紙、半懐紙、短冊などがある。