おんなで 女手

 女手おんなでとは、万葉仮名草書風に書き、さらに崩して簡略化させたもの。俗にいう平仮名のこと。平安時代の女性は漢字を学ぶことを禁止されており、そのため歌や日記では平仮名を使っていたことからこの名前がついた。

 女手に対して、当時男性が使用していた漢字(万葉仮名)を男手という。また、女手の基になった草書化した万葉仮名のことを草仮名という。