おうぎし 王羲之

 王羲之おうぎしとは、中国東晋時代の政治家であり書家。現代の書の芸術性を確立した人物。あらゆる書体に精通し、後の時代の書にも大きな影響を与えたため、書聖とも呼ばれる。

 代表作に行書で書かれた『蘭亭叙』や『集字聖教序』、楷書で書かれた『楽毅論』などがある。特に「永和九年歳在癸丑にあり」で始まる『蘭亭叙』は有名。この他にも数多くの作品を残した。