うたあわせ 歌合

 歌合うたあわせとは、和歌を用いた遊戯の一種で、左右二つのチームに分かれてお題に沿った和歌を詠み合い、どちらのチームの歌が優れているかを競うもの。古くは平安時代に行われていた。記録に残る最古の歌合は仁和年間(885~889年)の在民部卿家ざいみんぶのきょうけ歌合。

 歌合で歌を提出したり、相手チームの歌を批判したりする者は方人かたうどといい、自軍の歌を褒めて応援する者を念人おもいびとといい、最終的に歌の優劣を決める役割を持つ者を判者はんざという。