しょたい 書体

 書体しょたいとは、ある一貫した特徴や様式に則った字体の集まり、文字体系のこと。例えば、漢字には篆書隷書草書行書楷書の5つの書体があり、その中の楷書という書体には一画一画を繋げたり省略したりしないで書くという特徴がある。さらに、明朝体やゴシック体といった印刷用の書体もある。

 現代では書体と同義でフォントという言葉が使われることもあるが、これはもともとコンピュータの画面に表示したり書籍などに印刷したりできるようにした書体データを表す言葉であり、厳密には書体とは違う意味を指す。書体は手書き文字や活字に限らず全ての文字に共通する概念である。