みつおりはんじがかり 三つ折り半字がかり

 三つ折り半字みつおりはんじがかりとは、短冊に短歌を書く時の形式のこと。全体を三等分(四等分という説もある)したうちの上から最初の折り目までの部分に歌の題を書き、残りの下の部分に上の句と下の句を二行に分けて書く。その時に一行目は最初の折り目に書き出しの文字が半分だけかかるようにし、二行目は一行目より高くならないように書く。他人が詠んだ歌を書く場合、二行目は一行目より一字ほど下げて書く。基本的に第一、第三、第五句で墨継ぎをする。

 名前の由来は和歌を詠む際に使っていた懐紙を三つ折り(三等分)にしたことからであると推測されるが、中には折り目が三つと解釈して紙を四等分にする説もある。