ぶんぼうしほう 文房四宝

 文房四宝ぶんぼうしほうとは、書において欠かすことのできない四つの道具のこと。筆、墨、硯、紙の四つを指す。文房とは中国語で文人の書斎のことを表し、そこに備えておく道具のことを文房具と呼ばれるようになった。基本的に筆、墨、紙は消耗品である一方で、硯は半永久的に使うことができる。

 書道では文房四宝の他に下敷きや文鎮、水滴や筆巻きなども使用する。また、文房四宝は鑑賞の対象にもされるようにもなった。